8月の終わり

ダイアナ妃 [ 社会問題 ]


８月の終わりが近づく度にダイアナ妃の死を思い出す。突然の事故死だったので、TVで見てショックを受けたのを鮮明に覚えている。波乱万丈の人生を送った彼女だが、晩年自ら世界中を駆け巡り、弱い人々のために様々な活動・運動に励んだ様子が特に印象的だ。彼女の活動が後世へも伝えられるようにと、私が英語で書いた反戦運動的詩がドイツのとある雑誌に掲載された。内容は、どこかで誰かが贅沢をしている数秒の間に、どこかで罪なき子供達が次々と死んでいるといったものである。戦地に未だ残っている地雷はいつ爆発するかわからない。戦争がたとえ終わっても、彼らの悲劇は終わっていないのである。

裕美・ルミィヤンツェヴァ